人生(お金)の転換期 余
2回にわたりお金の転換期の話しをしてきました。
1回目は結婚直後に出会った1冊の本。
2回目は自宅を購入した話しでした。
ここではFIREできたそれ以外にもあった重要な考え方を余として紹介します。
40代でFIREした私ですが、社会人となった22歳からFIREを目指したわけではありません。
2000年頃にはFIREの概念は日本にはなく、早期退職できるのは超一部の富裕層のみが行うものだと捉えていました。
ゆえに20代は当たり前に定年までずっと働くんだと思って日々過ごしておりました。
早期に辞めるなんて頭のどこにもなかった時代です。
実際20歳から結婚する32歳まではお金のことをまじめどころか少しも考えていませんでした。
収入 ー 消費 = 貯金
こういった図式でした。
幸い私はケチな部類の人間だったため、自然と貯金は増えていきました。
(使うところでは使ってしまうが、日常はケチという性格。)
結婚後に1冊の本に出会い投資を始めましたが、その時でもまだFIREの概念は知りませんでした。
35歳頃にはなんとなくですが、「定年よりは早くやめたいねぇ」と夫婦で会話したのを覚えています。
その意識で投資額は少しずつ増え、また支出も抑えるといった時期が5年ほど続きます。
収入 ー 投資 ー 生活費 = 貯金
こういった図式へと変化したのです。
そして昇給すれば投資を増やすといったサイクルにも入り、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というパーキンソンの法則にも打ち勝っていました。
そして40歳前後でついにFIREという概念を知り、曖昧だったゴールへの定義がはっきりとしたのです。
これまではなんとなくゴールは定年より早く(55歳ぐらい)、金額根拠はあまりなく
残りの寿命 x 年間生活費 = 退職に必要な金額
ぐらいで曖昧に考えていました。
これがFIREの概念に触れ、
年間生活費 x 25倍 = 人生に必要な金額
と変化しました。
この明確なゴールの定義は私にとって大きな変化でした。
結果、その後FIRE年齢が二転三転し2022年4月に退職という運びになりました。
FIRE計算をしだすと年々達成が早まるのは、FIREあるあるですね。