FIREとキャンピングカー

40代でFIREを達成し、キャンピングカーを購入。2つの相性はいかに!?

マネーフォワード ME 改悪? 連携上限数を変更

2022年4月からFIRE生活に突入しております。

昨日マネーフォワードから連携上限数変更の案内が来ておりました。

 

内容は、「無料会員における金融関連サービス連携上限数の変更」です。

 

マネーフォワードMEは金融機関、主には銀行やクレジット会社、証券会社などと連携することで、預金残高、クレジット利用料金、株式評価額などを自動で収集、集計してくれます。

 

この連携できる金融機関数が、無料会員に限り10社であったものを4社に変更するとのことでした。

 

私も無料会員で、連携数は7でした。内訳は、

銀行:3

クレジット:3

証券会社:1

 

変更は12月7日10時とのことで、それまでに連携を4社にするかプレミアム会員に移行するかを決めなければなりません。

今の時点では連携数減らすのかなぁと思っていますが、私のマネーフォワードMEの利用実態についてはまた後日記載したいと思います。

 

今日はマネーフォワードMEはなぜ連携数を減らしたのかを考察してみます。

 

一言に言えばコスト削減というのがメインだと思います。お知らせメールでも、

 

「データ量増加に伴う保守・運用コストや、API連携にかかるコストが上昇」

 

となっております。

利用ユーザが増えるほど、サーバ増強・保守員増員は避けられません。

これほどのシステムをオンプレミスで構築しているとは思えないので、何かしらのSaaSまたはIaaSを利用しているのは間違いないでしょう。

 

昨今の円安や米国のインフレで各種クラウドサービス利用料は円ベースですとかなり値上げになっております。

また利用ユーザが増える割合に対して、有料会員が増える割合も増えなければ赤字ペースの解消はできません。

 

2022年11月のIR情報を見てみましょう。

※株式会社マネーフォワード 2022年11月期 第3四半期決算説明資料 より引用

マネーフォアード2022年11月決算

まだまだ成長期で赤字経営であるようですが、それでも今季も現在時点で18.7億円の赤字とのこと。
また、マネーフォワード社はコンシューマ向けには家計簿アプリが有名ですが実態はM&Aで取得したビジネス向けのアプリが収益の柱となっております。

そのため投資費用がかさむことが赤字の要因のようです。

 

次に家計簿アプリのマネーフォワードMEの利用者数と有料会員数を見てみましょう。

 

「マネーフォワード ME」利用者数/プレミアム課金ユーザ数推移

すごいですね。総ダウンロード数が1,370万とのことです。

あくまで総ダウンロード数ですので、アクティブユーザ数ではないことは注意ですが、それでもかなりの利用者数です。

これは同時にマネーフォワードMEが広く世間に認知されてることを示します。

 

プレミアム課金ユーザー数はグラフからは割合に変化なく、おおよそ3%といったところです。

 

この割合に変化がないというのが難点で、先程あげた運用・管理コストがそのまま正比例に近いカタチで上昇しているのではないかと思います。

17/11期に200万ユーザ数だとするとおおよそ現在は7倍。単純計算ではコストも7倍に膨れ、赤字も7倍になってると想定できます。

多少の効率化・コスト削減行っていると思いますが、それも円安の影響でコスト増は避けられなかったのかと思います。

 

こられデータ見る限り、このまま無料会員が増えていくのはまずいと考えるのは容易かと思います。

 

次にマネーフォワード社の今後の重点施策はどこにあるのかも見てみましょう。

残念ながら家計簿アプリに注力するのは上記コストもあり難しいようで、IR資料にもマネーフォワードMEの具体的な強化は見当たりませんでした。

記載あるのは家計簿相談からの保険商材紹介、金融商品紹介などといったもので、現在のサービスを少し広げるといったものです。

 

実際マネーフォワード社の稼ぎ頭はビジネスユーザがメインであるようで、主に中小企業や士業といった比較的小規模な顧客をターゲットとしています。

商材は、「マネーフォワード クラウド会計Plus」といった会計ソフトや、「マネーフォワード ケッサイ」の決済アプリです。

金融機関連携はかなりの数を持っていますので、会計や決済は得意分野というところでしょう。

 

また先程ユーザ数が1,370万になると言ったように、マネーフォワード社はかなりの知名度を獲得しています。

中小企業が何かしらのシステムを導入するに当たり、この知名度は破格の効果を発揮致します。

実態は同じでも、有名企業のものを利用する。こういった心理は必ず働きます。

IR情報でも、ビジネス向けに注力する旨が多く記載されております。

 

 

長々記述してましたが、結論として。

 

家計簿アプリ「マネーフォワードME」で広く知名度を得ることが出来たため、広告的な意味合いは目的を達成。

これ以上は過剰投資で知名度に大きく変化しないと判断があり、連携数減少といった改定となったと推測。

 

と私は愚行いたします。

これからも継続して家計簿アプリ「マネーフォワードME」を利用するかは今は保留していますが、12月7日までには決めないといけませんね。

 

 

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